8日、お昼の情報番組「グッディ」にて放送された山口県周南市の野犬問題。
この野犬が問題となっている場所は、
山口県周南市にある周南緑地公園。
数十匹にも及ぶ野犬が住み着いているようです。
この野犬にエサやりをしている3名の方に
グッディが直撃取材しておりました。
放送されていた内容をまとめていきます。
目次
野犬問題
山口県周南市にある周南緑地公園で発生している野犬問題。
Twitterに野犬がうろつく動画が投稿されていました。
山口県の周南緑地公園が野犬だらけでヤバい。令和の時代にこんなところがあるのか。 https://t.co/ZyrDS1azHJ pic.twitter.com/3bk6RgOEcp
— ちぇっくしたい (@checkcheckrss) 2019年6月30日
流行りに乗って
春の周南緑地公園。
かわいいか?これ。
わしゃ怖いぞ。 pic.twitter.com/ddKfnk8huA— 中崎しよお (@00sho084) 2019年7月2日
このように周南緑地公園にはたくさんの野犬が住みついており、近隣住民が被害を訴えています。
- 吠えられる
- 噛みつかれる
- 排泄物問題
- 追いかけられる
- 子どもが通れない
など問題が深刻化しています。
野犬にかまれたりすることで
破傷風や狂犬病などの感染症が心配されます。
エサやりをしている方を直撃取材
グッディの取材班は6日、周南緑地公園でエサをやりに来る方を直撃取材したようです。
午後8時ごろ、公園の野犬が騒ぎ始め走り回る。
そこに車でやってきた2人の女性。
レポーターが女性へエサやりをしているか尋ねたところ、認めた女性たち。
あとから、もう一人男性もやってきました。
この日は、3名の方へ取材することが出来たようです。
毎日交代づつこの公園に来て、
エサをやっているといいます。
この日のエサは、うどん30玉。
このうどんの量が、たった一時間でなくなりました。
個人でエサを与えている中で他の人たちと知り合いになり交代であげるようになったようです。
エサ代は自腹で月に5、6万使ったり、中には10万円も使う人がいるようです。
なぜエサやりをするのか?
市の条例で野犬にエサを与えないでくださいと禁止されているにも関わらず、ここ数年エサを毎日あげに来ている方たち。
なぜエサやりをするのか問うと
- かわいそうでいてもたってもたまらん
- 犬の住むところがない
- この子たちを救いたい
- 被害を受けているのはこの子たち
と質問に答えました。
また、野犬を守るためにパトロールもしているようです。
もともとは、人間がここに捨てたことが原因だと野犬は悪くないと主張していました。
近隣住民の脅威になっていることについてどう思っているのか?
近隣住民が噛みつかれたり、
追っかけられたり、
排泄物などの異臭に困ったり。
被害についてどのように思っているのか尋ねると…
- 噛みつく犬や追っかける犬は一匹も居ない
- 人間が一番悪い
- 棒を持ったり、石を投げたりする人間が悪い
このように、野犬の方が被害を受けていると主張しました。
山口県や市の対応は?
周南市の対策としては、
条例でエサやりを禁止している。
第7条2項
市民等は所有者が管理しない動物のふん、鳴き声、徘徊等が生活環境を害することがあることを考慮し、所有者が管理しない動物にむやみにえさを与えてはならない
看板で警告したり、捕獲おりを設置している。
行政の手が届いていないのも現実です。
エサやり集団によると、
- 去勢手術を実行するなど野犬に繁殖させない対策を取っていない
- 公園で虐待されている犬もいる
- 責任もなく気まぐれにやるのがむやみなエサやり。私たちはいつか必ず保護するという目的のためにエサをあげている
周南市の環境政策課によると、
平日に監視員が異常がないか見回りを実行。
年に数件、通報や情報提供が虐待が恒常化しているとは思っていない
とコメントしています。
エサやりグループの主張
エサを与え続ける方たちは
野犬が被害を受けていることを主張しています。
人間が犬を遺棄したことでこんなことが起こってしまっているといいます。
10年前ほどに1、2匹の捨て犬から現在に至ったとの事です。
また、
ブリーダーらしき人物が段ボールに10匹ほど入れて公園に捨てたことがあったと
話しています。
最後に
この付近には小中学校も多数あります。
今の現状が続くとなると子どもたちも保護者も非常に不安だし危険ですよね。
ネットでも、
可愛そうだからエサをあげに来た。
という方や、怖いという方、たくさんいます。
野犬ゼロを目指している目的は同じなのに、
なぜこんなことになっているのでしょうか。
この野犬たちが無事に引き取られて
この問題が解決することを願います。
コメント