富山県の富山市民病院で「院内感染」が発生しました。
富山市は11日、富山市民病院の30代女性看護師と、入院患者の70代女性が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。
富山市民病院の新型コロナウイルスについてまとめていきます。
目次
富山市民病院で院内感染が発生
4月9日、富山市民病院に働く50代看護師が新型コロナウイルスに感染したと発表されました。
そして11日、新たに30代看護師と70代患者の感染が確認されました。
富山市民病院は「院内感染が発生した」という見解を示しました。
富山市民病院は「院内感染が発生したと言わざるをえない」という見解を示し、藤村隆院長は「感染の拡大防止に努めてきたがこうした事態になり申し訳ない。これ以上、感染者を出さないよう全力を尽くしたい」と述べました。
(出典元:NHK)
富山市民病院は感染症指定医療機関。
富山市民病院の外来診療は4月17日までの一週間程度、休止とすることを発表しています。
4月24日まで休止に変更。
感染者について
これまでの感染者は、
- 50代の女性看護師
- 30代の女性看護師
- 70代の女性患者
の3名。
【50代の女性看護師】
一般病棟に勤務。
今月1日まで勤務し、2日に発熱。
3日、市内の医療機関を受診しましたがその後も熱が下がらず、PCR検査を受けて9日陽性が判明。
【30代の女性看護師】
50代の女性看護師と同じ病棟で勤務する濃厚接触者で、検査を行ったところ感染が確認された。
【70代の女性患者】
先月26日に富山市民病院で緊急手術を受け、50代の女性看護師が勤務する病棟に入院。
今月4日には市内の別の病院へ転院したが、肺炎の症状がみられたため、10日に再び富山市民病院に入院。
検査を行った結果、11日、感染が確認された。
感染経路は?
当初、50代女性看護師の感染が確認された際、「院内感染ではないと考えている新型コロナ患者を扱っていない」とコメント。
この看護師は、新型コロナウイルスの感染者と接触していないほか、感染者を受け入れる感染症病床とは出入り口も異なり、スタッフとの接触もないことから、院内感染ではないとの見解を示していました。
ですが11日、新たに2人の感染が確認され院内感染が発生した発表。
50代女性看護師から感染が拡大されたと考えられます。
富山市民病院は、感染経路を調査中としています。
富山市民病院は1日800人から1000人の外来を受け入れるほどの大きな病院とのこと。
多くの患者が訪れる病院です。
また、入院患者のお見舞いに来る方も多いのではないでしょうか。
※追記(4月14日)
富山市民病院の医師が職員の送別会に出席していたことがわかりました。
富山市民病院は14日会見し、既に感染が確認されている男性医師2人を含む同病院整形外科の医師9人が3月末、職員の退職に伴う送別会に参加していたことを明らかにした。
感染した医師2人を除く7人のうち、5人は陰性であることが確認されている。残る2人のうち1人は検査結果待ち、1人はまだ検査を実施していない。
(出典元;北日本新聞)
クラスター発生の可能性も?
富山市民病院のクラスター(感染集団)の可能性について。
これまで3名の感染者が確認されている富山市民病院。
感染が確認されている3名は同じ病棟の看護師と患者。
同じ病棟の他の患者と看護師にも発熱や咳の症状があるということです。
症状は次の通り。
- 入院患者11人が発熱やせきの症状
- 看護師2人も発熱の症状
症状がある関係者は検査を受けているとのこと。
これらの関係者が陽性と判明されればクラスターと判断されるのではないでしょうか。
最後に
富山市民病院の院内感染について調べていきました。
新型コロナウイルスが蔓延している中、医療従事者には感謝しかありません。
一日も早く終息することを願うばかりです。
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