2020年2月、深夜に相談に訪れた小学生の女の子を追い返していた神戸市の児童相談所で、電話相談にも不適切な対応をしていたことがわかりました。
虐待を疑われる内容の相談を受けていたにもかかわらず、開館時間に電話するよう伝えていたのだという。
小学生を追い返した問題を受けて、過去2年間の電話対応について調査したとこと緊急性の高い6件のケースについて不適切な対応をしていたと発表しました。
一体どのような内容だったのでしょうか。
この記事では神戸市の児童相談所での不適切対応について調べていきます。
“夜中に訪問した女子児童を追い返す”などの対応をしていた問題は下記記事からお読みいただけます。
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目次
神戸市の児童相談所で不適切対応発覚
神戸市の児童相談所の職員が“夜中に訪問した女子児童を追い返す”などの対応をしていた問題で、神戸市の調査の結果、他にも『虐待を伺わせる電話相談を受けていたにもかかわらず改めて連絡するよう伝える』など、不適切な対応をしていたことを明らかにしました。
(出典元;MBS NEWS)
同市によると、過去2カ年度の電話相談計2291件の記録を点検したところ、市から業務委託を受けたNPO法人の当直職員による不適切な対応が6件発覚。
(出典元;産経新聞)
電話対応の不適切対応が6件!内容は?
神戸市は2018年から2019年にかけての2年間の電話対応について調査したところ、不適切な対応が6件発覚。
その内容について調べていきます。
6件うち報じられている内容は2件のみでした。
まず1件目。
2018年5月の深夜に「子どもが父親から殴られてけがをした。どこに相談したらいいか?」と母親から涙声で虐待を伺わせる電話相談。
この相談に対し委託先のNPO法人の職員が「殴られているときは警察に連絡すること」と返答、「また開館時間に相談してください」と伝え、警察への通報や児童を保護するなど適切な対応をしていなかったということです。
2件目。
母親から「子どもの口と鼻を抑えてしまった。どうしたら虐待しないようになるか教えて欲しい」と電話で相談。
「口や鼻を押さえる行為は絶対にしないように」と注意しながら、ここでも開館時間に再度連絡するよう告げ、対応を打ち切っていた。
NPO法人は児童福祉専門ではなかった
神戸市から業務委託を受けたNPO法人は、
『社会還元センターグループわ』。
『社会還元センターグループわ』は、高齢者同士のコミュニティを作ることを目的とした団体であり、専門家ではないことがわかっています。
日本子ども虐待防止学会に所属する、花園大学社会福祉学部の和田一郎教授は「委託元である市が、福祉に対する専門性を軽視している」と強く非難していました。
業務委託を受けたNPO法人は、児童福祉の実績がない団体で本来なら、児童福祉の知識などトレーニングが必須のようですがそれすら行った経緯はないという。
これは業務を委託した神戸市に大きな問題があるといえます。
神戸市は「市の対応が不十分だった。大変申し訳ない」とコメントしています。
今後、夜間の対応についてのマニュアルを改定すると共に、社会福祉の専門職員を配置するなどの対応を行う方針とのこと。
ネットの声
虐待はいつ行われるか分からないから、24時間体制で受け入れないといけないのにこの対応。
神戸の児童相談所…またか…。
子供が夜中に訪ねてきたのに2度も追い返したとニュースで見たし子供を救うのが仕事なのに
やる気ないなら解体して警察に虐待防止課とか作った方がいい。
税金の無駄。
神戸の児相が虐待に加担してるとも取れる。
こんなに何回もたたかれてるのに何も解決策を出さない神戸市長は何をしているの?
検討や膳所している間にも何人の子どもが苦しんでいるのか…
何のための当直なんだよ!と思ってしまいました。
現場の事は分からないが、相談を受けた人は本当にそれでいいと思ったんだろうか?
お金のために働いているだけで、児相の役割を果たしたいとの気持ちは無いのだと思います。
最後に
神戸市の児童相談所で不適切な対応をしていたことが発覚したことについて調べていきますた。
調査するだけでも6件も見つかったということは、まだまだ不適切な対応をしていたケースがあるのではないでしょうか。
神戸市は早急に改善していただきたいと思います。
以上、最後までお読みいただきりがとうございます。
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