iPhoneの機能を悪用した新手の「AirDrop(エアドロップ)痴漢」。
被害に遭う方が増えているようです。
AirDrop痴漢とは一体何なのか、
被害に遭わないためにはどのような対策をすればいいのかなど調べていきます。
目次
AirDrop痴漢とは?
まず、AirDrop(エアドロップ)とは、
iPhoneやMacbookなど、Apple製品に搭載されている機能のひとつです。
エアドロップは、
Apple製品のデバイス同士なら
写真やビデオ、書類などのデータファイルを共有できる便利な機能です。
WiFiやBluetooth環境で共有できます。
設定ひとつで連絡先を知らなくても写真などのデータを大量に送ることが出来るのでとても便利。
しかも画像は綺麗なまま相手に送ることが出来るので
この機能を使う方も多いのではないでしょうか。
この便利な機能を悪用したのがAirDrop痴漢。
見知らぬ相手に、不適切な画像などを送り付けて
相手の反応を楽しむといった新手の痴漢行為が多発しています。
突然、自分の携帯画面に男性の下半身の画像が表示されたり、
卑猥な画像が表示されたりして、
とても気持ちの悪い被害を受けている方が多いようです。
AirDrop痴漢に遭わないためには?
エアドロップ痴漢の被害に遭わないためには
自分が使用している設定を変更すること。
エアドロップは簡単に設定できるので
使用するときのみAirDropを受信しましょう!
1.まずiPhoneのホーム画面から設定を開きます
2.”一般”をクリック
3.”AirDrop”をクリック
4.”受信しない”、”連絡先のみ”に設定
※連絡先のみというのは、
連絡先に登録している人のみ
受信できるという事です。
このほかにも、コントロールセンターからも
設定を簡単に変えることが出来ます。
動画の用にwifiがあるところを長押しするとエアドロップの設定をひらけます
設定→一般→AirDropでも設定できます#エアドロップ痴漢#AirDrop痴漢 pic.twitter.com/DUHyiNrMIn
— ペイン (@uiihmDFy70zQLZS) August 21, 2019
”すべての人”にチェックが入っていると、不特定多数の人からデータを受信してしまいますので必ず”受信しない”、”連絡先のみ”に設定しましょう。
これだけの設定でAirDrop痴漢を簡単に防ぐことが出来ます。
エアドロップに表示される名前を変える方法
エアドロップ痴漢の被害に遭わないために
エアドロップの受信設定についてお話ししました。
次は、エアドロップに表示される名前の変更方法をお伝えします。
エアドロップでデータを送るときに、
下記の画像のように名前が表示されます。
この名前の表示を変えておくことで
万が一、相手に表示されても特定されずにすみます。
その設定方法は、
1.まずiPhoneのホーム画面から”設定”を開きます
2.”一般”をクリック
3.”情報”をクリック
4.”名前”をクリックし、編集
ここはフルネームにするのではなく、
特定されないような名前に変更しておくことで
エアドロップでデータファイルを送られることを防ぐことが出来ますね。
AirDrop痴漢の被害
男が女性の驚く顔を見たかったとした理由で、
エアドロップで不適切な画像を送り付けることが多く、
男が逮捕されていました。
ですが、先日逮捕された男がエアドロップで画像を送信した相手は男性でした。
【悪用】「エアドロップ痴漢」初摘発、電車内でわいせつ画像送信 福岡https://t.co/SbSyTfx2p9
受け取った男性がスマホを手に周囲を伺う不審な男を発見。男は「受信した女性の反応が見たかった」と話しているという。 pic.twitter.com/IIUwea3AnN
— ライブドアニュース (@livedoornews) August 20, 2019
逮捕された犯人は、
男性の驚く顔が見たかったと供述しているようです。
女性が被害に遭っているかと思っていましたが
男性も気を付けなければならないですね。
犯人特定は難しい
被害届を出しても、犯人特定は難しいようです。
AirDropは、受信を出来るようにしていたら
半径9メートル以内にあるApple製品のデバイスなら
情報が共有できるようになっています。
人ごみの中だったら、誰から送られてきたのか全く分からないですよね。
何らかの通信情報の記録で特定できるかもしれないですが、Apple社が警察へ情報開示するのはあまり期待しないほうがいいようです。
そうなる前に自分で被害に遭わないために、
設定を変えるしかありませんよね。
AirDrop痴漢の罪は?
エアドロップ痴漢で逮捕された場合、
『迷惑防止条例違反』で逮捕されるようです。
迷惑防止条例違反
公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等を防止し、もって住民生活の平穏を保持することを目的とする、日本の条例の総称である。
(引用元:Wikipedia)
罰則としては、
6カ月以下の懲役、
50万円以下の罰金となるようです。
この罰則については、
都道府県によって違ったり、
犯罪の内容によって大きく異なってきます。
最後に
以外にも多くの方が被害に遭っているAirDrop痴漢。
設定ひとつ変えておくことで、
嫌な思いをせずに済みますよね。
もし、エアドロップ痴漢の被害に遭ってしまって
リアクションをしてしまうと、
犯人の思うツボです。
自分自身の身は自分で守りましょう!!
便利なものが生み出されると同時に悪用する人もいて悲しくなりますね。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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